
この週末、旦那さまの出張にくっついて大分県まで行ってた。
旦那さまの仕事中、あたしは首からカメラをぶら下げて、ぷらぷら知らない街を歩くのがいつものパターン。写真、下手だしカメラの使い方すらもイマイチよくわかってないんだが撮るのは好きなんだよ。
今回もそんな感じで商店街を抜けたところの公園でパシャパシャ写真を撮ってたら、
「何してんの?」
って声かけられた。
「写真撮ってんだよ」
「何もないよ、ここ。写真撮って楽しい?」
「楽しいよ」
「向こうの電車行こうよ。電車の写真撮ったら?」
まだ6月なのに日に焼けて真っ黒な、小学校低学年くらいの女の子に手をひっぱられて公園の端にあるSLの保存車両まで連れてかれる。すごいね、中、落書きだらけじゃんw 汚ねーなww
「ねぇ、撮って撮って!」
と言うんで、消火栓にぶらさがってはしゃぐ彼女の写真を撮る。あたしがSL内の他の写真も撮ろうとしたら、全部視界に入ってくるw しばらくそうやってると飽きたのか、
「ねぇ、今度はジャングルジムで遊ぼうよ」
つって、ジャングルジムまで走っていく。走りながら、
「ねぇ、一緒に遊んでくれる?」
とか言ってくる。もうとっくに遊んでんじゃんwと思ったけど、あたしも暇だし「いいよー」つって、ジャングルジムに付き合う。つーか、こいつこの近所に住んでそうなのに一人で遊んでんのか。公園には他にも子供の集団いるけど、どうやら友達ってわけでも無いっぽい。友達がいないのか、それより一人で遊ぶ方が好きなのかはわかんないけど、知らない大人に話しかけ慣れてんね。知らない人間とその場限りで遊ぶ方が好きなのか。うーん、あたしの小さい頃そっくりだね。
「早く登って来てよ〜!!」
「え?!あたしも登んの?」
「そうだよー早くー!」
て言いますけどね、あたしハイヒールなんだよ。でもまぁ登りましたよ。何年ぶりだよw そんでカメラに興味津々の彼女に「写真撮ってみる?」つってカメラの使い方を教えてみる。そしたら「うひょー」とか奇声発しながらパシャパシャあちこち撮りまくる。どうやら気に入ったご様子。「あっちの水撮る!」って言って噴水の方へダッシュし出したんで、あわてて追いかけるw 君が今持ってるそのデジカメ、いくらするか知ってまーすかー!?汗
このままじゃデジカメ壊されかねないつーか、下手したら「このカメラちょーだい」って言われそうな雰囲気になってきたんで、「カメラは終了!」つって、とりあえず返してもらう。
「ねぇ、水で遊ぼうよ」
「あたしは中入んないよ。入ってくりゃいいじゃん」
「えー、あたし入れない。服ぬれるし…。」
「服汚したら怒られんの?」
「うん…」
「靴脱いで入ればいいじゃん。すぐ乾くっしょ」
「すぐ乾くかな?」
「乾くよ」
「服汚れないかな?」
「汚れたら、こけたって言えばいいじゃん」
「そっかぁ。あ、これをタオル代わりにして、足拭けばいいのか」
…と言って、いきなり上に着ていた黒の長袖Tシャツを脱ぎ出すw え、それタオル代わりってそっちのが汚れんじゃないの?と思ったけど放っておくww
「一緒に水の中入ろうよー」
「やだよ」
「はいろーよー!!」
「やだって」
「何で?!!」
「だって大人だもん」
ごめん、自分のこと「大人」だなんて全然思ってないし、口にするの死ぬほど恥ずかしいけど免罪符に使わせてもらうわw 噴水ん中とか入りたくないしw
「じゃあ、そこに居てよ、荷物見ててよ、写真も撮ってね」
「あーはいはい」
靴と靴下とTシャツ脱ぎ散らかして噴水ん中で遊ぶ彼女をベンチに座ってしばらく見てた。
「いくつなの?」
「7歳」
「ことば、九州の話し方じゃないね。最近大分来たの?」
「……。」
「前どこに住んでたの?」
「…田舎の方」
個人情報はしゃべりたく無い、か。
そうだよね、その場限りの初対面の人間に言う必要ないもんね。あたしも初対面なのに「名前は?」「年齢は?」「仕事は?」「どこ住んでんの?」って聞かれるのが一番嫌いだった。テキトーな時間潰しの会話で、何であたしの個人情報言わなあかんねん!!(怒)お前それ以外で話題作れねーのかよ!!って思うもんね。悪かったよ、変な事聞いて。ちっちぇーのによくわかってんな、こいつ。
「…ママだったらいいのに」
「誰が?」
「………あなたが」
「やだよ。あたし7歳の子供いるほど年じゃないよ」
「そうなの?」
「あなた」ねぇ。意地でも名前も年も聞かないか。いいね。
てゆーか、「ママだったらいいのに」って台詞、言い慣れてんね。たぶん、以前言ってそれに喜んだ大人がいたんだろうね。そんな小賢しいことばっか覚えて遊んでると、自分が大人になった時困るよ、マジで。可愛げが無くなり過ぎて。
「ねぇねぇ、傘ひっくり返して水いっぱい入れたらどうなるかな?」
「このビニール傘ね。いいよ、好きにして。いっそ壊してもいいや」
「これ、高いんじゃないの?」
「コンビニで400円くらいの物だし」
「高いじゃん!!」
「あーそりゃ7歳にとっちゃ高いわな」
で、ビニール傘の中に水溜めるのに集中する7歳児と25歳児w あれね、なかなか水溜まらないんだよ。しかもすげー重くて傘支えるのが大変。水入れるのに飽きた頃には傘ボロボロw
「じゃ、これ捨てに行こっか」
「えー、この辺に置いておけばいいじゃん」
「だめだよ。壊したんだから捨て行くよ!」
「この辺、ゴミ箱無いよ?」
「じゃ、探しに行くよ」
えー!めんどくさーい!とかブーたれながらもゴミ箱探しについて来る7歳児。
7歳児なりに、この面倒臭い状況から抜け出そうと画策しているようで、
「ねぇ、おなかすいたー」
「お昼食べてないの?」
「うん。ドーナツ食べたい」
「あたしはビール飲みたい」
「……。」
その手に乗るか!w
で、ゴミ捨て場がなかなか見つからないんだこれが。
だんだんイライラしてきた7歳児。ぶっ壊れた傘をブンブン振り回し始める。
「ちょ、人に当たんじゃん!振り回ちゃダメだって!」
「じゃあ写真撮って!」
「さっきいっぱい撮ったじゃん」
「この傘持ってるとこ写真撮って!!」
「あーもう!最後だかんね!」
すいませんね、あたしも短気なんで。
結局、ゴミ捨て場は見つからず。
「あー!!もうヤダ!!ゴミ箱無いじゃん!探すのやだ!」
「あっそ。じゃあバイバイ」
「バイバイ!」
キレ方も似てんねーwww
あんたは知らないだろうけどね、2時間半前、あたしは旦那さまにキレて、しかも明らかにあたしが悪いんだけど今のあんたみたいに理不尽に逆ギレして、格好付けて無言でカフェから立ち去って携帯着信無視しまくってんだけど、さっぱり知らない土地だし、いっそ高速バスで帰ってやろうかと思ったら所持金3000円しかなくってバスにも乗れないで途方に暮れてるところなのだよ本当は。夜には旦那さまの仕事関係の人達と夫婦揃って会食だっちゅーのに、全部ブチ壊しにしてんのよ。本当にもう嫌になるね。
ぶっ壊れた傘引きずって、7歳児を無視してしばらく歩き、振り返ると「バイバイ」つって別れた場所からじっとこっちをまだ見てて目が合った。それ無視してまたしばらく歩き、振り返ると、長身イケメンのサラリーマンをナンパしてる7歳児が見えた。
おまwww本当によくわかってんねーwww
彼女が11年後、どっかの馬鹿女みたいに逆ナンした男子に遊ばれてこっぴどく振られてボロボロになったりしないよう祈る。
それにしても最近の大人は冷たいねー。イケメンリーマンもそうだけど、7歳児が話しかけると、みんな無視するどころか避けて歩くのよ。キャッチじゃないっての。ただのお子様じゃんか。しかもここ日本だっつーの。みんなどんだけビビってんだww
ちなみに会食では、開始3分で「下のお名前は何とおっしゃるの?」「おいくつ?」「今はお仕事は何を?」と、どーでもいい質問ばっかされまくりました。あまりにつまんないのでワイン飲みまくってたら二日酔いで死にました。あのガキんちょと話してた方がよっぽどマシだったわ。
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